ドナルド・スミスを殺人容疑で誤認逮捕!DNA鑑定にも落とし穴があった!

2008年、米国ジョージア州アトランタで
幼稚園の教諭が銃で殺害され、車が
奪われるという強盗殺人事件が
発生しました。

殺害されたのは幼稚園の教諭をしていた
ジェナイ・コールマンさん。

3人の子供を持つシングルマザーで
この日も娘さんを迎えにきて車で
待っているところでした。

犯人はコールマンさんを銃で
殺害したあと、車を奪って逃走。

その後、離れた場所でこの車が
乗り捨てられているのが
発見されました。




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DNA鑑定の落とし穴

この事件で逮捕されたのが
ドナルド・スミスという男でした。

ドナルドの逮捕の決め手となったのは
車内に残されたタバコから検出された
DNAでした。

ひと昔前と違い現在のDNA鑑定は99%の
精度で検査が可能になっている
とのこと。

事件現場からDNAが検出されて
特定されればもう言い逃れは
できませんね。

このドナルドは以前に薬物関連の事件で
逮捕歴があり、有罪判決を受けた
前歴がありました。

警察にしてみれば、DNAが一致して
しかも前科もちというドナルドの犯行は
もはや疑う余地がなかったでしょうね。

誰もがドナルドの犯行を確信していた中
しかし、当のドナルドは容疑を否認。

この期に及んで言い逃れしようとは
見苦しいように思いますが、しかし彼は
兄弟による犯行であると主張します。

実際にはいくら親族とはいえさすがに
DNAが一致することはありえません。

ところが、DNA鑑定では唯一
判別できないケースが存在します。

それが一卵性双生児のDNA。

赤の他人であればDNAが一致する確立は
数億~数兆分の1とも言われていますが
一卵性双生児であればピッタリ一致
してしまうのだそうです。

じつはドナルドにもロナルドという
双子の兄弟がいたのでした。

この事件では目撃者のほか、
防犯カメラにも犯人の姿が映っていて
ドナルドは「映像を妹や両親に
見せて欲しい」と訴えました。

親兄弟なら双子でも見分けられる
というわけですね。

結局、兄弟のロナルドが逮捕され、
犯行も認めました。

ただ決め手となったのは映像ではなく
車に残された「指紋」でした。

さすがに一卵性双生児でも指紋までは
一致しません。

もちろんドナルドは釈放。

これ本当にまかり間違ったら
ドナルドは犯人確定だったかも
しれませんね。

日本でもかつて精度の低かった
DNA鑑定で有罪判決を受けた事件の
再審が行われたりもしています。

足利事件では有罪が一転して
無罪になりましたね。

やはりDNA鑑定の精度が格段に進歩した
とはいえ、万が一ということが実際に
ありますから、これだけで犯人と
決め付けるべきではないでしょう。

ウィル・ウェスト事件

米国では今回とはちょっと違った
ウィル・ウェスト事件という
奇妙な事件がありました。

この事件は1903年、カンザス州
レヴェンワースの刑務所でウィル・
ウェストという囚人を収容していた
ときに起こりました。

ある刑務所の職員がウェストの顔に
奇妙な違和感を覚えます。

職員は以前にこの刑務所でウェストを
見た記憶があったのです。

しかし、ウェストはこの刑務所に
来たのは初めてで、本人もそう言って
いました。

そこで過去の記録を調べるとなんと
その刑務所で彼そっくりの男の記録が
発見されます。

まったくの別人でしたが顔や身体的な
特徴までそっくりだったのです。

まぁ世の中には自分と同じ顔の人間が
三人いるなんていいますけどね。

しかし、囚人を扱う刑務所としては
他人の空似では済まされない重大事。

これにより当時はまだ普及して
いなかった指紋による識別が
広まっていったのだそうです。

指紋による識別なんて今や当たり前
ですけど、過去にはこんな歴史も
あったのですね。

事件のその後

真犯人だったロナルドはその後、
有罪となり懲役25年の実刑判決を
受けました。

被害者が子供を持つ母親だったことを
考えると残された子供たちが不憫ですし
ちょっと量刑が軽すぎるようにも
思えますね。

逮捕時にドナルドは「銃が暴発した」
と供述したり、裁判では「ロナルドも
共犯だった」などと言い逃れをしようと
したのだとか。

血を分けた実の兄弟を犯罪に巻き込もう
とするなんてとんでもないワルですね。

刑務所で25年じっくりと反省して
罪を償ってもらいたいものです。

また、被害に遭われたコールマンさんの
ご冥福をお祈りしたいですね。

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