ハワイの女性が広東住血線虫症に感染!野菜のスムージーが感染源

2014年、ハワイ島でシャウジー・カン
という女性が広東住血線虫症という
症状に見舞われました。

「全身を刺すような痛み」だったと
のちに語っていますが、2週間後には
右半身が麻痺し、歩けなくなった
という彼女。

広東住血線虫症とは一体どのような
病なのでしょうか。




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広東住血線虫の恐怖

広東住血線虫とはいわゆる
寄生虫です。

体長は20~30mmほど。

その幼虫がカタツムリやナメクジを
介してネズミに寄生します。

ネズミの体内で成虫になると卵を産み
その卵が孵化して幼虫になりネズミの
糞を介して外界に出てカタツムリへ。

このサイクルを繰り返します。

ちなみにカタツムリやナメクジ以外にも
カエルやエビ、タニシといった生物も
宿主となる場合があるそうです。

このサイクルの中で幼虫が人体に
入り込むと広東住血線虫症が
起こります。

人体に入った幼虫は脊髄や脳などの
中枢神経に集まります。

すると好酸球性髄膜脳炎が
引き起こされ、激しい頭痛や発熱、
麻痺、昏睡、痙攣などの症状に
襲われます。

麻痺が起こるなど神経が冒される
というのが特に恐ろしいですね。

ちなみにこの幼虫は人間に寄生は
できずにそのまま死滅してしまう
そうで、症状も自然に治るとのこと。

よって特に治療法もありません。

感染すれば大人であればほとんどは
耐えられますが、子供の場合は
命を落とす危険も考えられます。

生野菜にご注意

前述のカンという女性は野菜の
スムージーを口にしたことで
感染したとみられています。

おそらくはカタツムリかナメクジが
野菜に広東住血線虫を残していった
のでしょう。

じつはハワイでは“オーガニック”や
“フレッシュ”というフレーズが
流行っていて生野菜がよく食べられて
いるのだとか。

広東住血線虫は熱には弱いですが、
生野菜をよく洗わないで食べれば
感染の危険が高まります。

サラダ大好きな方は要注意ですね。

今回の女性の場合はかなり重症だった
そうで、MRIで診断すると寄生虫の
せいで脳に小さな穴が開いてしまった
のだそうです。

大抵の場合は完治しますが、彼女は
今でも歩くことが困難なのだそうです。

元は美術教師をしていたという
彼女ですが、今は教壇にも立てない
のだそうです。

たった1回食べ物を口にしただけで
こんなふうに人生が変わってしまう
なんて悲劇ですね。

日本でも被害が

2000年、沖縄県で1月から3月に
かけて8人もまとめてこの
広東住血線虫症が発症。

同年6月には同じ沖縄県で7歳の女児が
発症し、髄膜脳炎で亡くなるという
大変いたましい事例もありました。

ちなみにこれが広東住血線虫症による
国内初の死亡例だったのだそうです。

広東住血線虫はハワイや沖縄、
東南アジアなど熱帯や亜熱帯の地方に
分布しているそうですので、やはり
そういった地方での発症例が多くなる
わけですね。

ただ、日本全国の港で調査したところ
ネズミやカタツムリ、ナメクジなどから
広東住血線虫が検出されている
とのこと。

沖縄に限らず日本全国どこで発症しても
おかしくないわけですね。

実際に2003年までで国内では54例の症例
があり、その6割弱が沖縄だった
そうですがそれ以外の地域が約4割を
占めているとのこと。

これは全国で警戒したほうが
いいですね。

しっかりとした対策を

当然のことながらカタツムリや
ナメクジなど宿主になる生物の
生食は厳禁。

火を通せば感染は防げます。

ハワイでの事例のように野菜を生で
食べる場合にはしっかりと洗浄
することが大切です。

水道などの流水で流すだけでは不十分
ですので、水を溜めて洗ったほうが
いいでしょう。

また、子供たちには外でカタツムリ
などには触らないように
注意をしましょう。

もちろん外から帰ってきたら
手洗いも忘れずに。

広東住血線虫症は後遺症が残ったり、
場合によっては命を落とす場合も
あることを忘れてはいけません。

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